マイクロプラスチックビーズの意味

マイクロプラスチックビーズ
 
<用語解説>
マイクロプラスチックビーズとは
スクラブ剤として使われるプラスチック製の小さな粒のこと。水に溶けない5mm以下のもの。MPBやマイクロビーズ、スクラブビーズとも呼ばれる。
もっと詳しい マイクロプラスチックビーズ
マイクロプラスチックビーズはスクラブビーズやマイクロビーズとも言いますが、マイクロプラスチックビーズが主流になる前に一般的であった貝やくるみなどを細かく砕いたスクラブ剤と区別するためにあえて「プラスチック」の単語を入れマイクロプラスチックビーズなどと言います。

マイクロプラスチックビーズは化粧品では汚れの除去効果向上などのため主に洗浄料に使われます。ポリプロピレンやポリエチレン、ナイロンなどから製造され、天然由来のものより安定的に供給できるだけでなく、肌あたりの優しい球状にしたり、肌に刺激にならない硬さに調整できたりすることから、スクラブ剤として化粧品によく配合されるようになりました。
化粧品に使用されるものは、洗い流し専用で、かつ人体に悪影響がない安全性が高いものです。しかし、人が使用して洗い流された先で海洋汚染や生態系へ影響を及ぼすなどの環境問題や、さらには食物連鎖による人への影響が懸念されるようになりました。微粒子であるため下水処理のフィルターを通過し海洋などへ流れていってしまうからです。

2014年頃から欧米を中心にマイクロプラスチックビーズの製造や使用を規制する具体的な動きが出てくるようになり、2015年12月にはアメリカでマイクロプラスチックビーズを使った化粧品の製造販売の禁止に関わる法律が制定され、2017年7月で製造禁止、2018年6月で販売禁止となっています。他の国でも同様に禁止が法律で決まっているか禁止の方向で動いていたり、自国の法規制開始を待たずに自主的にマイクロプラスチックビーズ配合の化粧品類の取り扱いをやめる団体(大手スーパー)が出たりしています。
日本では業界の自主規制に先駆けて製品からマイクロプラスチックビーズの排除を決定した企業もあり、化粧品業界としては2016 年 3 月に日本化粧品工業連合会から洗い流しのスクラブ製品におけるマイクロプラスチックビーズの自主規制を促す通知が出されていますが、国として法的規制はまだありません。(2017年1月現在)
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