全国公正取引協議会連合会の意味

全国公正取引協議会連合会【ゼンコクコウセイトリヒキキョウギカイレンゴウカイ、Federation of Fair Trade Conferences】
 
<用語解説>
全国公正取引協議会連合会とは
全国公正取引協議会連合会とは、景品表示法に基づき、各業界での表示や景品の適正を図る「公正競争規約」の運用を支援する団体。化粧品や食品など業界ごとの公正取引協議会を束ねる全国組織。

全国公正取引協議会連合会の詳しい話
全国公正取引協議会連合会の正式名称は「一般社団法人全国公正取引協議会連合会」。略称として「公取協連合会」とも呼ばれます。景品表示法を根拠に設定される「公正競争規約」の運用を支援・連携するために、各業界の公正取引協議会を統括する民間団体です。

景品表示法は、消費者が誤認するような不当表示や、過大な景品提供を防ぐことを目的としていますが、法律そのものは業界ごとに異なる商慣習や製品特性までを網羅できません。そのため、各業界は自主的に「公正競争規約」を定め、より具体的かつ実務に沿ったガイドラインを策定しています。こうした規約の制定・改定・運用を支えるのが、公取協連合会です。

化粧品業界では、「化粧品の表示に関する公正競争規約」が公取協連合会の支援のもと、化粧品公正取引協議会によって運用されており、「薬機法」と並ぶ重要な表示ルールとなっています。


全国公正取引協議会連合会について思うこと(コスメコンシェルジュからひとこと)

全国公正取引協議会連合会を略して「公取」と呼んでしまうと、国の行政機関である「公正取引委員会(公取委)」と混同され、誤解を招いてしまうかもしれません。そこで、実務の現場では、「○○公正取引協議会」や「〇〇表示規約」「〇〇景品規約」といった正確な呼称を使うのが一般的です。

全国公正取引協議会連合会は、必ずしも法律のような強制力を持つわけではありませんが、業界全体で共有される、信頼のルールを支えている、いわば「法と実務をつなぐ存在」だと感じます。消費者に正しい情報を届け、事業者にとっても誤認リスクのない表示を行うための、見えないインフラとも言えるのではないでしょうか。

実務において組織の名前を聞くことはあまりないかもしれませんが、「表示」の分野に関わる場合は、大きな影響を与える存在ですので、表示に関する公正競争規約及び同施行規則の改正状況を常に意識しておくことは大切だと私は感じています。
用語のカテゴリー

全般

全般(146) 環境(14)
皮膚のしくみ(128) 毛髪のしくみ(27)
爪のしくみ(17) 部位の名称(38)
法律・基準(142) 組織・団体(51)
資格(6) 海外(43)
新語(21)

原料・中身

成分(242) 技術・処方(95)
機能・効果(51) 使い心地(31)
色・質感(41) 剤型(17)
評価・試験(61)

マーケティング

企画開発(61) 調査(40)
表示(101) 施策(3)
マーケティング(55)

製品カテゴリー

洗浄料(6) スキンケア(127)
ベースメイク(89) ポイントメイク(59)
UVケア(39) ボディケア(11)
ヘアケア(67) フレグランス(49)
ネイル(26) 雑貨(21)
健康食品(22) その他(8)

生産・流通

製造・生産(80) 物流・流通(66)
輸出入(25)

営業・販売

接客(40) 販促(40)
販売(91) 店舗・売り場(108)

肌悩み・効果別

美白(7) アンチエイジング(13)
うるおい(9) 乾燥・肌荒れ(8)
日焼け(12) シミ・メラニン(30)
くま・くすみ(8) ニキビ(19)
毛穴・皮脂(19) その他の肌トラブル(46)
肌状態・タイプ(67) 紫外線(42)

手入れ法・施術

フェイシャル(4) ボディ(2)
ネイル(0) ヘア(6)
美容クリニック・美容施設(12) その他(4)

材料・外装

容器(113) パッケージ(59)
その他(25)

広告・宣伝

広告・宣伝(40) 広報・PR(24)
印刷(16)
当サイトのご利用に関して  |  お問合せ  |  サイトと会社の紹介  |  プライバシーポリシー  |  ガイドライン・事例早引き
Copyright(C) 2025 cosmeconcier.jp All Rights Reserved.