テスターとは現品をお試し専用にしたもののこと。使用性や香りなどを店内で確認するためのもので、通常は自由に使えるように置かれてる。
店頭見本、現品試用見本、サンプルなどとも呼ばれる。

テスターは、容器に「テスター」や「見本品」といったシールが貼られ、自由に試せるものです。通常はその商品が陳列されている場所に置かれます。

場合によっては、美容部員やお店側でテスターを管理していることもあるため、店内にテスターがない場合でも、美容部員や販売員に声をかけると、使わせてもらえたり、美容部員がそのテスターを使ってタッチアップしてくれたりすることもあります。

テスターは、化粧品会社が販売店に無償提供している場合もあれば、有償斡旋している場合もあります。また、お店が自腹を切って在庫の商品をテスター用におろすこともあります。全商品にテスターが用意されているわけではありません。

テスターは現品と異なり、１個ケースなどの個包装がない、あるいは個包装から出して置かれるのが一般的です。メーキャップの場合、アイシャドーやパウダリーファンデーションなどでは、コンパクトケースもなく、中皿の状態で専用のテスター台などにはめ込まれます。

生産の時点で、テスター用として個包装やコンパクトケースなどを省いてつくられることが通常ですが、中身は現品そのもの、つまり商品と同じです。

テスターにも薬事法が適用されますが、店頭で使われるため対面での説明が可能であることから、容器やテスター台などでの全成分表示は義務付けられていません。ただし、お客様から聞かれた時にすぐこたえられるよう全成分表示を印刷したシートなどを用意しておく必要があります。